家族葬とは、ご家族様がご葬儀にお呼びする方を
親しい方々に限定し、少人数でゆっくりとお別れ
ができる葬儀です。葬儀の名前に家族と付くため、
家族様だけで行うものだと思われる方もいますが
家族葬にはご親族やご友人もお呼びできます。
親しい方で見送る家族葬には、ご近所やお仕事関
係の方はお呼びしません。そのため、ご葬儀に参
列される方の人数は、10人~20人規模の割合が最
も多く、5割を超えています。
家族葬も密葬も、お呼びする方をご親族や近しい
ご友人に限定したご葬儀ですが、異なる点があります。
家族葬はお通夜・告別式を行いますが、密葬はご親族
や近しいご友人でご葬儀(密葬)を終えた後、日を改
めて一般の方をお呼びして本葬を行います。
訃報を案内しない場合、家族葬を終えた報告はがきを
送ったご親族から、「どうして呼んでくれなかったのか」
と言われる場合があります。訃報を案内しないのであれば
電話で家族葬で行うことを伝えたほうがいいです。
ご葬儀にお呼びしていない方から、後日「以前に香典を
いただいたので」と渡される場合があります。
故人様へのお気持ちなのでお断りせず、
後日、香典返しをお渡しください。
参列者を限定することで、ご近所やお仕事関係の方が参列
する一般葬に比べ、受け取る香典の総額が少なくなります。
最終的に支払う費用が一般葬よりも多くなる場合があります。
ご葬儀後の報告はがきを受け取った方が、
焼香を上げさせてほしいと自宅へ弔問に訪れる場合が
あります。一般葬に比べて、お見えになる方が多くなり、
対応の負担が増えると思われたいいです。