お葬式(葬儀)の費用は、大きく分けて5つになります。
1.葬儀自体に費用
2.生花・盛篭の費用
3.料理の費用
4.引き物の費用
5.宗教者の費用
このうち葬儀自体の費用と料理の費用と宗教者の費用は、
施主さんが負担します。引き物の費用も施主さんが負担
するのですが、これは会葬に実際に来た人数によって異な
るので、区別して考えます。生花・盛篭の費用は、親族や
友人、会社関係の人が費用を負担してくれますので、これ
も区別して考えます。
まず、皆さんに出してもらう祭壇の両脇に飾る生花ですが、
以前は、菊の花でしたので葬儀屋さんに12000円、15000円
と金額だけで選んで手配の代行をお願いしていました。
最近は、故人が好きだった色や花材をお客様が指定して
生花を作るようになってきました。ですから、以前の菊の
ようにはいかなくなってきました。
普段からお付き合いのあるお花屋さんがあれば、相談なされる
のが費用の面でもまた、納得のいく葬儀になるのでお勧めです。
盛篭に関しても、最近はいろいろな雑貨や調味料など多種多様に
なってきました。八百屋さんや果物屋さん酒屋さんで取り扱って
いるので、こちらも普段から付き合いのあるお店に相談なされる
ことをお勧めします。絶対によくしてくれます。
きっと顔のわかる人なら、定価でなんてことはしないはずです。
葬儀自体の費用には、祭壇料や病院や自宅からの搬送料などが
含まれてきます。この金額は斎場の施設によって様々です。
知合いの葬儀屋さんがいれば一番いいのですが、ほとんどの
人が、いないというのが実情です。お花屋さんや八百屋さん、
酒屋さんには知り合いがいる人はたくさんいると思います。
これらの業種の人は、いろいろな葬儀屋さんをよく知ってい
ますので、相談してみるのがいいと思います。
また、同じ会社の葬儀屋さんでも人によって全然違います。
宗教者の費用は、仏式,神式、キリスト教、創価学会など
で全然異なってきます。これはざっくばらんに直接聞いて
見るのが一番の方法です。必ずしも宗教者を呼ばなければ
いけないわけではないので、無宗教として宗教者を呼ばない
で、葬儀をする人もいます。そうすると宗教者にお支払いする
費用が50万円~200万円がかかりません。
ただ、菩提寺がある場合など住職を呼ばないで葬儀をした場合
住職とトラブルになるケースもあるので、注意が必要です。
料理と引き物ですが、引き物は会葬者の数だけの請求で、返品
ができるので問題がないのですが、料理は返品できません。
会葬者が何人くるのかは誰にもわかりません。そんな中わから
ない人数分の料理を発注することになります。しかも葬儀の料理
には、配膳をする人の人件費も上乗せされていますので、かなり
の高額になってきます。もちろんたくさんの方が来られて料理を
食べていっていただけたのならいいのですが、下手をするとまっ
たく手つかずの料理の代金も支払うことになりかねません。
実は関西地域では、会葬者に料理は出しません。会葬者に料理を
出す風習があるのは関東地域となります。